『御一行様』
明けましておめでとうございます。
一月一日に日付が変わった途端に、空気までもが新しくなってしまった感じのする新宿・四谷・市谷・神楽坂に隣接するここ曙橋です。
本年も宜しくお願い致します。
さて、自宅から駅までの細い路地の角に小さな古い果物屋があります。
いつもは客の入りも少なくて静かな店なのですが、年に一度銀杏の木がホウキになり、骨だけを見せるようになると、この店では大根干しが始まります。
果物屋なのに?!
これが始まると恒例の無形文化財世田谷ボロ市が始まります。いつもの静けさは何だったのかと思うくらい3〜4人のおばちゃんたちがワイワイ・ガヤガヤ大量の大根を刻み干すのです。
今年のボロ市は朝からすごい人出で、巣鴨のお地蔵様通りの3〜4倍はいようかという高齢者の大混雑でした。高齢者だけに動きも遅く、押すな押すなの缶詰状態に近い様相です。私は人混みを掻き分け掻き分けやっとの思いで駅にたどり着いたのでした。
例年に比べ、この不景気に何だって人が増えたのだろうと思っていた矢先、びっくりしたのは何と観光バスのツアーコースに世田谷ボロ市が組み込まれたのです!“○○様御一行”の大型バスを駅近くで見かけたときは我が目を疑ってしまいました。
リサイクル商品にもならないような物品を求めて、昼間の“夜店”ツアーに朝から詣でる“天下御免”の高齢者パワーに感服してしまいました。
行列
新宿・四谷・市谷・神楽坂に隣接するここ曙橋の季節の風は冷たさを増していますが、お勤めの方にとってはフトコロの温かくなる時期がやってきました。
ところで、プレアデスの真ん前にある「白鯛焼き屋」には、時々ちょっとした行列のできる時があります。寒さをこらえて、並んでまで食べたい鯛焼とはどんなものなのか?私はいまだに食したことがないので答えられないのですが・・・
昨今、老若男女を問わず日本全国で、人々はよく行列を作っています。昔は行列を作るのは初詣くらいでしたが、だんだん情報化社会が進展するにつれて人気の一極集中による一過性の行列の発生が増えてきたように思えます。
先日、家人からこんな行列の話を聞きました。
ある有名ブランドがエコバッグを数量限定で世界同時発売した時のこと、知人の女性が銀座店に発売前夜から夜を徹して並んでいました。それなのに彼女の2人前で販売数量に達してしまったのでした。是が非でも手に入れたかった彼女は、店員に食い下がり他のどの店舗にならまだ商品があるかを聞きだしたのです。すぐさまタクシーを飛ばして新宿店に向かい、やっとの思いでそのエコバッグを手に入れたのでした。
彼女の執念には脱帽なのですが、私が疑問に思うのは銀座のど真ん中で徹夜の行列に一人で参加して、トイレはどうしたのだろうかということです。「ミルク飲み人形」でトイレの近い私には、この行列には到底加わることはできません。
この手の行列に参加できるということ自体が、凄いことに思えます。
ワインの名前は、時計の名前
新宿・四谷・市谷・神楽坂に隣接するここ曙橋も、なんとなく暮れの気忙しさを漂わせてきました。クリスマスの楽しげな雰囲気とは対照的に、受験生たちの表情は寒さも手伝ってだんだんと引き締まり、頼もしくなってきました。
さて、先日イタリアン料理のレストランで、一緒に食事をしていた友人が面白い名前のイタリアンワインを注文しました。なぜそのワインにしたかというと、「イタリアン・ワインなのに『Long Now』という名前が付いているので変わっていて面白そうだから」だということでした。なるほど確かに!です。しかも、ラベルも変わっていて、半円に数字が刻み込まれた写真でした。
支配人にその名前の由来を尋ねたら、なんでもイギリスにLong Now財団というのがあって、そこが管理している時計は、なんと1年に1秒、たった1秒だけ動く時計なのだそうです。このワインも熟成に長い年月をかけているのだぞという意味を込めて名前を拝借したとのことでした。ふ〜む。
そんな訳で食事中の話題はもっぱらその時計のこととなり、何の目的で誰が作ったのかなどと飲兵衛たちのワイワイガヤガヤ勝手な推理で盛り上がりました。しかし、何の結論も出ませんでした。
どなたか、このLong Nowについてご存知の方がいらしたら、是非教えて下さい。
どうしてこんな時計を作ったのか?誰が、何の目的で?・・・
四季の闇鍋または季節感のカオス
新宿・四谷・市谷・神楽坂に隣接するここ曙橋も、プラタナスの枯れ葉の舞が似合う季節になってきました。(でも、見渡したところではプラタナスはありません。心象風景ということで・・・)
”しかし”、です。都営地下鉄『曙橋』駅には、いま現在、カッコウの声が四六時中かまびすしく響き渡っています!
私がここ曙橋に開塾したのは、春まだ浅い2月の下旬でした。その時、地下鉄曙橋の駅には鶯の声が流れていました。風流だなぁ〜と思った次第です。しかし、それは3月になっても4月になっても流れていました。5月になっても流れていたので、もういくらなんでも初夏だというのにまだウグイスかと思っていたとき、鴬の声に加えてカッコーの鳴き声が加わったのです。
夏の暑い間中、電車を待っていると否応なくウグイスとカッコウの混成合唱を聞かされていました。そして秋になり、いまや冬がやって来ようというのに、まだウグイスとカッコウの合唱が続いています。まさに『季節の闇鍋』です。
都営地下鉄は風流のサービスのつもりなのでしょうが、季節の変化に合わせて鳥の鳴き声も変えるというくらいの感性がほしいところです。
身の程知らずの・・・
新宿・四谷・市谷・神楽坂に隣接するここ曙橋は、季節の寒風のみならず景気の寒風もひときわ強まってきました。いつも重宝していた100円ショップも消えてしまいました。
さて、地方在住の友人から柿が送られてきました。季節の便りです、
丸々として艶やかな朱色の顔が、並んでいます。
この柿は渋柿で、焼酎で渋を抜いた『見知らず柿』という名を冠しています。
自分の木の力量=身の程も考えずに、枝もたわわに沢山の実をつけるからだそうです。なんとも凄いネーミングですね。
ところで、柿は渋柿と甘柿に大別されます。聞くところでは、柿の甘味は10月の平均気温が15度Cを下回る地域では渋柿となり、15度Cを上回ると甘柿になるそうです。その微妙な境目にある地域が関東地方なのだそうです。
近年の地球温暖化の傾向で10月の平均気温が高くなり、甘柿の勢力がどんどん北に上っているとのことです。渋柿地帯はだんだん少なくなりつつあり、渋柿の存在が脅かされつつあるようです。
あと何年かすると、友人の柿も甘柿に変わってしまうかもしれません。
根性するより科学しろ
ここ新宿区曙橋はもう晩秋ではなく、すでに初冬の様相です。
寒くなってくるといよいよ受験生もラストスパートをかける時期。
しかし、メシも食わずにひたすら勉強、しかも徹夜で勉強をする。
全くナンセンスであります。まともに食事もとらずに勉強すれば頭は働かなくなるし、徹夜をすれば記憶の定着を妨げるだけということは周知の事実でしょう。しかし、普段から勉強の癖がついていない諸君は、気休めとういことは分かっていても状況を悪化させることばかりをしています。結果は当然悪い。
『鬱は食べ物が原因だった』という本には次のようなことが書いてあります。
まともに食事をとらない→脳に栄養が回らなくなる→脳の働きの低下→思考の低下→鬱になりやすい
この本によらずとも、自明の理でしょう。
なるべく食品添加物の入っていない食事を、規則正しく取り、
勉強は自分に合った集中と弛緩のリズムを経験的に体得していくトレーニングを積むことが重要なのです。
「根性するより科学しろ!!」
私の昔からの一家言の一つです。